メールデータをローカルに残さない企業向けメールシステム――日立ソフト、トランスウエア、センドメール

日立ソフトとトランスウエア、センドメールの3社は、「秘文MailGuard」「Active! mail」、「商用Sendmail」を連携させたセキュアメールシステムの販売で協業する。製品の発売は今夏の予定。

» 2006年04月20日 13時18分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)とトランスウエア、センドメールの3社は、メール暗号化ソフト「秘文MailGuard」、Webメール「Active! mail」、大規模メールシステム「商用Sendmail」を連携させたセキュリティレベルの高い企業向けメールシステムの販売で協業すると発表した。

 このメールソリューションは、サーバサイドでデータを集中管理してセキュアなデータアクセス環境を提供するシンクライアントソリューションと同様、メールデータをクライアントPC上に残さないWebメールシステムとメールの暗号化を組み合わせて、メールデータに含まれる企業内の機密情報や顧客情報、個人情報などの漏えいを防ぐというもの。

 Active! mailをクライアントインタフェースとして利用し、メールの送信時には秘文MailGuardによる自動的な暗号化が行われ、誤送信や盗聴による情報の漏えいを防御する。またSendmail側では、ポリシーに沿ったメール送受信の制限や送受信ログの蓄積・分析を行い、メール利用についてのセキュリティ管理が可能である。

 ソリューションの発売時期は2006年8月ごろになる予定。システムの価格は、1000ユーザーで約1000万円、5000ユーザーで約3000万円となる見込み。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ