新人SEの心得をまじめに論じる顧客満足度ナンバーワンSEの条件〜新人編(3/4 ページ)

» 2006年05月10日 08時00分 公開
[杉山 正二,ITmedia]

上司や先輩と十分にコミュニケーションする

 SE希望の人には、人とのコミュニケーションが苦手という人も多いが、仕事をしていく上で、コミュニケーションは最も重要なことであり、SEにとっても必要不可欠な能力である。コミュニケーション力は、訓練で十分に向上させることができる。コミュニケーションが苦手な人でも、新入社員のときから地道に取り組んでいけば、必ず上達するので、あせらず頑張ってほしい。

 ほうれんそう(報・連・相)といわれるように、コミュニケーションの第一歩は、上司や先輩への報告である。相手から求められる前に報告する癖をつけよう。特に悪い話や自分に都合の良くない話ほど、早め早めに報告すべきである。あとは、教えを請うという形で、上司や先輩にいろいろ相談したり、質問したりすると良い。

 その際には、「なぜ?」や「どうして?」を連発して、答えでなく、その答えに至ったプロセスを理解するようにしよう。相談であれ、質問であれ、人から頼りにされたり、教えを求められたりして、気分が悪い人はいない。親身になって相談に乗ってくれるだろうし、いざというときにも助けてくれるだろう。

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