富士通、UHF帯RFID入出荷管理システムを稼働開始

富士通は、同社の那須工場と小山工場間で、部品入出荷管理の自動化・発注要求のリアルタイム化実現を発表した。

» 2006年05月12日 18時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は5月12日、同社の那須工場と小山工場間において、部品入出荷管理の自動化と発注要求のリアルタイム化実現を発表した。

 このシステムには、UHF帯RFIDタグ付きリライタブルシートが利用されており、同社が「部品引取要求票」に用いた部品入出荷管理システムを開発した。このソリューションがモバイルシステムを製造する那須工場と、同工場に部品を供給する小山工場間で導入され、5月24日より稼動することになる。

 同社はこのソリューションについて、通信距離が3〜4mと長いUHF帯RFIDの特長を生かしているといい、出荷時・入荷時の部品を一括した同時読み取りが可能なことを優位さだとコメントしている。また、今後は社内のみならず、サプライヤーとセットメーカー間のSCMに適用するソリューションとして提供する意向も表明しており、製造業、物流業に適用可能なものとしてパッケージ化を行っていくという。

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