iTunesとも連携、音楽での交流が可能な「mixiミュージック」

ミクシィは22日、音楽を通じた交流が可能となる新サービス「mixiミュージック」を、mixiプレミアム会員向けに先行スタートした。全ユーザー向けには6月に公開される。

» 2006年05月23日 15時23分 公開
[ITmedia]

 SNSサービス「mixi」を運営するミクシィは5月22日、新サービス「mixiミュージック」をスタートした。有料会員である「mixiプレミアム」ユーザー向けに先行公開され、全ユーザーには6月に提供される予定。

 mixiミュージックは、専用ソフト「mixi station」を利用して、PCで再生した楽曲リストをユーザー間で共有できるというもの。mixi stationを含め、無料で利用できる。

 mixi stationをPCにインストールすると、PCで再生した楽曲情報のアップロードを行えるようになる。PC用の音楽プレイヤーとmixi stationを起動し、楽曲の再生を開始すると、一定間隔で再生した楽曲の「楽曲名」「アーティスト名」「再生日時」などがmixi stationにストックされていく。なお、音楽プレイヤーによってはmixi stationに対応していないものがある。現在対応しているのは、Windows 2000/XPのiTunesとWindows Media Player、そしてMac OS X 10.4以上のiTunesのみ。

 mixiミュージックは、自分が聞いた曲をリスト化してオリジナルランキングを作成するだけでなく、マイミクシィや他のユーザーの音楽リストを見ることもでき、音楽を通じた交流を深めることも可能となる。さらにコンピレーションアルバムのような感覚で、オリジナルの選曲リスト(お気に入りリスト)を作成することもでき、リストに追加したアーティストのページに「この曲を含むお気に入りリスト」として表示される。

 また、アーティストや楽曲ごとのページも用意され、mixi内でのアーティストランキングも一目で分かる。これらのページは楽曲アップロードを行うことで、自動的に生成され、作成されたばかりのアーティストページにはアーティスト画像、アップロードされた楽曲ランキング、視聴しているユーザーが表示される。

 「関連コミュニティ」「アーティスト情報」といった項目は、ユーザーによる編集が可能となっており、「ウィキペディア」のようにユーザー自身の手でページの充実を図れる。なお、編集するためには、そのページが登録されて30日経過していることが条件となっている。関連コミュニティは、アーティストに関連深いコミュニティを最大50件まで追加することが可能。アーティスト情報は、「メンバー」「アーティストプロフィール」「シングル/アルバム」「おすすめアーティス」「最新ニュース」の5項目に分かれていて、詳細な情報を紹介することができる。

 ミクシィ代表取締役の笠原健治氏は「mixi内のコミュニティ、日記で音楽の話題が非常に盛り上がっていることは、サービス開始当初から感じていました」と語り、それがmixiミュージックの提供開始につながったとしている。

 今後は、ユーザー同士のリコメンド機能を強化するだけでなく、音楽業界との協力も強化し、mixiユーザーのみに公開されるビデオクリップや楽曲の提供も増やしていくという。

 同社は、今後3カ月間でmixi stationの20万ダウンロードを目標としている。

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