サン、セキュリティを強化したWeb2.0対応ポータルサーバをリリース

サン・マイクロシステムズは5月24日、企業向けポータル構築サーバ「Sun Java System Portal Server 7 日本語版」の販売を開始した。SolarisおよびLinuxで稼働し、Windows、HP-UXにも対応する計画だという。

» 2006年05月24日 12時55分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズは5月24日、企業向けポータル構築サーバ「Sun Java System Portal Server 7 日本語版」の販売を開始した。稼働環境はSolarisおよびLinuxで、今後Windows、HP-UXにも対応する予定。

Portal Server画面1
Portal Server画面2

 Portal Server 7では、従来のバージョンではオプション販売だったセキュアリモートアクセス、モバイルアクセスの機能を統合した。これにより、企業外からのアクセスのセキュリティを保つと同時に、アクセス制御やポリシー、シングルサインオンといったアイデンティティ統合管理機能によりユーザーごとにパーソナライズしたコンテンツを提供できる。Ajaxを利用するポートレットやポートレット間通信にも対応する。

 また、WikiやRSSフィードの機能をポータルに取り込むことが可能。RSSポートレットが一連の提携コンテンツのフィードを管理し、ユーザーが表示したいコンテンツを選択して条件設定などのカスタマイズが行える。管理者は、管理タグライブラリを使用して管理用ポートレットを作成してシステムを管理し、ポータルのコンポーネントごとにログレベルも設定できる。

 稼働OSはSPARC版Solaris 8、9、10、x86版Solaris 9、10およびRed Hat Enterprise Linux 2.1、3.0。

 Portal Server 7ではマルチコアシステム向けに、コア数/スレッド数ではなく利用CPUソケット数を課金対象とするライセンスを採用、1ソケットあたり650万円となる。個人利用や開発目的、またはシステム選定・構築中は無料で利用することができる。

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