「W杯のチケットあげます」ウイルスにご注意

ワールドカップチケットをエサに、ユーザーを感染させるウイルスが登場した。

» 2006年05月26日 17時42分 公開
[ITmedia]

 「ワールドカップのチケットあげます」と称して添付ファイルを開かせるウイルスが出現したと、フィンランドのセキュリティ企業F-Secureが報告している。

 このウイルスは「Banwarum」と呼ばれる大量メール送信型ウイルス(「Zasran」「Ranchneg」とも呼ばれる)で、既に同様の亜種が3種類登場している。

 このウイルスは自身をパスワード付き添付ファイルとして送信し、そのパスワードはメール内に含まれている。メール本文には次のようなメッセージが書かれている。

 「ワールドカップを見に行きたいんでしょう。わたしが誰で、どうしてこんなことをしているのかは聞かないでください。ここにチケットが5枚あります。特別なオンラインバージョンです。印刷して署名してください。添付ファイルのパスワードは○○です。」

 このほかにもワールドカップ人気に乗じたウイルスや詐欺メールが出回っており、FIFA(国際サッカー連盟)やセキュリティ企業は注意を呼び掛けている。

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