paperboy&co.、会員認証システム「JugemKey認証API」を公開

paperboy&co.は、1つのIDで複数サービスを利用可能な統合IDサービス「JugemKey」の認証システム「JugemKey認証API」を公開した。

» 2006年06月01日 12時21分 公開
[ITmedia]

 ブログポータル「JUGEM」を提供するGMOインターネットグループのpaperboy&co.は5月31日、1つのIDで複数サービスを利用可能な統合IDサービス「JugemKey」の認証システム「JugemKey認証API」を公開した。このAPIを利用すれば、「JugemKey」に対応した外部Webアプリケーションを簡単に構築することが可能になるという。

 JugemKeyは、paperboy&co.が運営する複数サービスを1つのIDで利用できる統合IDサービス。現在はブログサービス「JUGEM」、RSSリーダー「PAIPO READER」、動画ブログパーツ「3ミリ」の3サービスを利用することが可能となっている(関連記事)

 JugemKey認証APIを利用すると、サービス開発者は約20万人のJugemKeyユーザーに向けたサービスの構築ができる。JugemKey認証APIを利用したサービスの構築には、JugemKeyの登録ユーザーとなり、構築するWebアプリケーションごとに「APIキー」を取得する必要がある。

 JugemKey認証APIを利用したサービスのログイン作業はすべてJugemKeyサイト上で行われるため、ユーザーはAPIを利用する第三者にIDやパスワードを取得されることなく、サービスを利用することができる。またサービス提供側にとっても、JugemKey認証APIを利用することでSSLを用いた暗号化通信を簡単に提供することができるようになる。

 今後は、認証API利用サービスごとにJugemKeyユーザーへの課金が行える機能や、ログイン画面のデザインカスタマイズ機能など、有料サービスの運営が簡単になるシステムの導入を検討しているという。さらに各サービスのAPIを順次公開する予定となっていて、JugemKey認証APIと組み合わせて活用することで、新たなサービスの開発も簡単にできるようになるとしている。

 同社は、この認証API公開を機に、外部Webアプリケーションとの連動で、JugemKeyが新たなコミュニケーションプラットフォームとして進化していくものと考えているという。

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