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» 2006年06月16日 07時00分 公開

Gmailに対抗するActive Search機能、メール内のキーワード広告で差別化 (1/2)

提供が予定されている無償の電子メールクライアントWindows Live Mail Desktopに、ユーザーの電子メールに含まれる単語を基に検索語句の候補とテキスト広告を表示する機能“Active Search”が搭載される見込みだ。これはGmailに対抗する強力な武器となり得る。

[Matt Rosoff,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 提供が予定されている無償の電子メールクライアントWindows Live Mail Desktopに、Active Searchと呼ばれる機能が搭載される見込みだ。これは、ユーザーの電子メールメッセージに含まれる単語を基に、検索キーワードの候補と広告を表示する機能である。同機能からは、MicrosoftがWindows Liveの収益化を図る手段として、Windows Liveの各種ソフトウェアおよびサービスにコンテキスト広告および検索機能をどのように取り入れていこうとしているかを読み取ることができる。ただし、Active Searchが、あまり押し付けがましいような事態になれば、Windows Live Mail Desktopの普及の妨げになる可能性もある。

Windows Liveの収益化の具体策

 Windows Live Mail Desktop(WLMD)は無償でのダウンロード提供が予定されている電子メールクライアントである。現在は限られたテスターを対象に非公開βが実施されており、2007年までにはリリースされる予定だ。WLMDを使用すると、ブラウザを使わずにWindows Live Mail(Microsoftの電子メールサービス“Hotmail”の後継サービス)にアクセスしたり、メッセージをローカルに保存してオフライン時に参照することができる。また、POP3やほかのオンライン電子メールサービス(GoogleのGmailなど)のアカウントの電子メールメッセージも参照できるほか、RSSフィードなどの機能も用意されている。

 2006年6月にMicrosoftは、WLMDにActive Searchと呼ばれる機能を搭載することを発表した。これは、ユーザーが電子メールメッセージの読み書きを行う際に、専用のウインドウにテキスト広告と検索項目へのリンクを表示する機能である。

テキスト広告を提供
 ユーザーのメールに含まれる単語をキーワードにして広告を表示する。この広告は、最初の段階ではパートナーのKanoodle(現在MSN Spacesのコンテキスト広告を提供)により提供される予定だが、いずれはMicrosoft独自のadCenterプラットフォームに切り替えられる見込みだ。

検索サイトとの統合
 Active Search用のウインドウには、検索ボックス、ユーザーの電子メール内の単語から推測された検索キーワードの候補、Windows Live Searchによる最初の検索キーワードの候補に対する検索の上位の結果が表示される。ユーザーが能動的に検索を実行した場合は、Windows Live Searchによる検索結果がActive Searchウインドウに表示されるが、この場合は関連性の高さを測るアルゴリズムに基づいて取得された結果と、MicrosoftのadCenterプラットフォームが提供する検索連動型広告が表示される(この検索連動型広告は前述のテキスト広告とは異なるもので、テキスト広告とは別に購入する必要がある。またユーザーが能動的に検索を行うことから、広告がクリックされる可能性が高くなるため、広告料も高めに設定されることになるだろう)。“More Results”(その他の結果)リンクをクリックすると、新しいブラウザのウインドウが開いてWindows Live Searchサイトが表示され、検索したキーワードに対するアルゴリズム検索の結果と検索連動型広告がすべて表示される。

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