「楽しい画面を」――マイクロソフトがWindowsのログイン画面を広く募集

マイクロソフトは、現在無料で配布されているグラフィックツールを利用した「デザインコンテスト」を開催している。作品テーマは「電源を入れるのが楽しくなるログイン画面」。

» 2006年08月11日 07時30分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは、現在プレビュー版が無償で配布されているグラフィックツール「Microsoft Expression」を使った「Microsoft Expressionデザインアワード」を開催している。作品テーマは「電源を入れるのが楽しくなるログイン画面」で、Expressionを利用すれば誰でも応募ができる。応募方法はCD-Rによる送付式で、締め切りは8月19日。優秀賞に選ばれた1名には賞金30万円が用意されている。

 Microsoft Expressionは、同社が今後の発売を予定しているグラフィックツール。主にアプリケーションやWebのデザイナーを対象としており、ビットマップおよびベクトルでの画像操作を基本とする。XAMLというファイル形式を通してVisual Studioとの連係が可能となり、アプリケーションやWebページのリッチなUIデザインツールとして利用できる。

 現在実施中のコンテストだが、どのようなものを作ればよいかという作品のテーマは、Windowsを利用するときにユーザー名やパスワードを入力する「ログイン画面」。現在のログイン画面の概念から離れて、「最初にこんな画面が現れたら、PCを使うのが楽しくなるだろうな」とユーザーが思えるものをデザインする。

 画面のデザインについてのルールは次の通り。

  • 「ユーザー選択(2ユーザー以上)インタフェース」と「文字入力ボックス」「ログインボタン」は必須
  • PCの想定画面サイズは1024×768ドットでフルカラー。OSはWindows XP Service Pack 2を想定

 上記のほかは厳格なルールはなく、自由な発想で良い。静止画でも良いが、アニメーションするものであっても良い。ただし、制作にはExpression Interactive Designerを使用し、XAMLもしくはEXE形式で保存することが求められている。

 最優秀作品(1名)には、Expression Awardとして30万円が贈られる。準優秀賞(1名)は10万円、佳作(1名)には5万円がそれぞれ贈られる。これら入選作品は、東京ビッグサイトで8月23日〜26日に開催される「Good Design Presentation」のマイクロソフトブース内で展示される。また優秀な作品については、ステージ上でのプレゼンテーションの機会も与えられる。さらに、同社のイベントで10月下旬に開催される「MIX06 Tokyo」の基調講演でも紹介される予定。

 Expression Interactive Designerは、現在無料でプレビュー版が配布されている。その入手方法や基本的な使い方を紹介したチュートリアルは、このページの下にある青色の囲み「完全実況中継! 応援します!日本のITエンジニア 〜IT Proと開発者の明日のために」内にあるリンク『「Microsoft Expressionデザインアワード」 開催まであと○○日!』で紹介されている。

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