今選ぶべき製品は?――統合型セキュリティアプライアンス製品カタログネットワーク/セキュリティアプライアンス導入計画(1/2 ページ)

さまざまなセキュリティ機能を果たす統合型セキュリティアプライアンスは、セキュリティソフトウェアやネットワーク機器を扱うベンダーを中心に、数多くの製品が販売されている。今回から数回にわたり、導入するネットワークの規模別に各社製品を紹介する。

» 2006年08月17日 08時00分 公開
[ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「ネットワーク/セキュリティ アプライアンス導入計画:ネットワークの門番を導入する」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


小規模向け 統合セキュリティアプライアンスカタログ一覧

  1. 今選ぶべき製品は?
  2. 導入に適した製品を探す
  3. 多彩な製品から選ぶには

5ユーザーから利用可能。無線LAN機能もサポート

Safe@Office 500シリーズ
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ

 チェック・ポイントの「Safe@Office 500シリーズ」は、同社のNext Generation(NGX)技術、およびチェック・ポイント子会社のSofaWare Technologies社の管理アーキテクチャを融合させた統合型セキュリティアプライアンス。NGX技術は、電子メール、Web 、ファイルダウンロード、ユーザーが定義する任意ポートに対して高スループットのアンチウイルススキャンを提供するステートフルなウイルス保護機能、ワームやDoS攻撃からネットワークを保護する不正侵入防御機能、受信トラフィックを制御、監視するトラフィック監視/パケットキャプチャツールの内蔵など、多くの機能を備える。

 Safe@Office 500シリーズの最大の特徴は、非常に安価な点。5ユーザーライセンスから用意されており、実売価格は6万円台。安価にもかかわらず、インターネットVPN機能、WAN回線の二重化、モデムやTAによるダイアルアップバックアップ、ハードウェアの冗長化を実現する自動フェイルオーバー機能を搭載するなど、可用性にも優れている。

 製品ラインアップには、ファイアウォールスループット100Mbps、VPNスループット20MbpsのLAN対応ベーシックモデル「500」、500に108Mbps eXtended Range(XR)対応の無線LANアクセスポイント、USBプリントサーバ機能を搭載した「500W」を用意。また、有償オプションの「パワーパック」にアップグレードすることで、スループットが約50%向上するほか、セキュアなホットスポット機能、VLAN、ダイナミックルーティングなどの拡張機能が利用可能になる。

主な仕様

同時利用ユーザ数 5/25/無制限
ファイアウォールのスループット 100/150 Mbps
VPN のスループット 20/30 Mbps
同時ファイアウォール接続数 8,000
搭載ポート
WAN ポート 1ポート
DMZ/WAN ポート 1ポート
LAN スイッチ・ポート 4ポート
DMZ または デュアル WAN Port (10/100Mbps) としての利用
ダイアルアップ・バックアップ (モデム、TAなど)
USB ポート USB 2.0 2ポート
コンソール・ポート(シリアル)
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