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» 2006年08月18日 12時55分 UPDATE

応援します! 日本のITエンジニア:緊急提言 第1回「感性を研ぎ澄まし、トップアーキテクトを目指せ」 (1/2)

オンライン・ムックPlus「応援します! 日本のITエンジニア」では、ITプロフェッショナルと開発者の明日を考える「緊急提言」を業界の識者からいただいた。第1回は、アイ・ティ・イノベーションの林衛社長。

[ITmedia]
ITinv01.jpg 林衛:はやしまもる IT戦略とプロジェクトマネジメントを中核にITビジネスのコンサルティングを行うアイ・ティ・イノベーションの創設者兼社長。トッパンムーアやジェームスマーチン・アンド・カンパニー・ジャパンでコンサルティングの経験を積みながら、最先端の方法論や技術を学んだ。「ザ・プロジェクトマネジャーズ」の主執筆者でもある。

 ここ1〜2年、景気回復に伴うIT需要の増加に対処すべく、多くのITの組織が人材の育成に取り組んでいる。コスト削減に迫られると真っ先に見直されるのが「人」であるのを悩ましく、残念に感じてきたが、最近、多くの企業で見られるIT組織の変革へのアプローチは大歓迎だ。

 しかし、ご存じのように、10〜15年前のシステム開発と今のそれは目的が全く異なる。インターネットは遍在化しており、パッケージや半製品も市場にたくさんある。要は「多様化」しているのである。こうした多様化に取り組むには、もはや過去のやり方では通用しない。きちんとしたソフトウェアエンジニアリングの手法を取り入れなければ、品質の高いソフトウェアを効率良く開発することはできない。

安易なオフショア開発は失敗の元

 また、安易にオフショア開発に頼ったところで大抵は上手く行かない。それは単に「価格が安い」というだけの、卑しい心で利用しようとしているからだ。

 中国のITエンジニアと現地で切磋琢磨しながら、オフショアの開発センターを育てているメーカーを知っているが、そうでなければ、「安かろう、悪かろう」になってしまう。

 アイ・ティ・イノベーションでは、日本人を日本で教育するのではなく、インドで教育するプログラムを実施している。それは日本のITエンジニアにショックを与えたいからだ。日本のITエンジニアの数倍も意欲的に取り組んでいるインドのITエンジニアがたくさんいるし、きちんとソフトウェアエンジニアリングも教えられている。

 そういうショックを経験した日本のITエンジニアたちが、例えば、オフショア開発に取り組めば、相手のこともよく分かるので上手く行く確立も高くなるだろう。

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