アダルトサイト会員を狙ったフィッシング

アダルトサイト会員に対し、会員情報のアップデートを要求するフィッシングメールが見つかっているという。

» 2006年08月25日 06時39分 公開
[ITmedia]

 フィッシングが狙っているのは、オンラインバンキングの顧客だけではない――セキュリティ企業の英Sophosが、アダルトサイト会員を狙ったフィッシングが発見されたとして、注意を呼び掛けている。

 このフィッシングは、200万人以上の登録会員を持ち、世界最大のオンラインビデオチャット・コミュニティーと言われる「iFriends」の会員を狙ったもの。iFriends上のビデオチャットの多くはアダルト向けと言われている。

 iFriends会員に送付されているフィッシングメールは、会員情報のアップデートを要求するもの。8月27日までにアップデートを完了しないとサービスの継続利用ができなくなるとし、偽の会員情報入力画面へのリンクが添付されている。

 この偽の会員情報入力画面には、会員の氏名、住所、クレジットカード番号のほか、ATMのPIN番号の入力欄まであるという。Sophosでは「身に覚えのないメールには十分注意する必要がある」とコメント。「オンラインバンキングの顧客だけでなく、オンラインで企業とやり取りをする全てのユーザーがフィッシングの対象になり得ることを認識する必要がある」とPCユーザーに注意を呼び掛ける一方、企業に対してもセキュリティ対策の強化を推奨している。

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