Mozilla Japan、カスタマイズドThunderbirdを提供

Mozilla Japanは、Mozilla ThunderbirdのXMLによるポリシー制御機構を利用し、ISPがサーバ情報などをカスタマイズした形で提供可能にするための拡張機能を発表した。さっそくIIJからカスタマイズされたThunderbirdが登場している。

» 2006年08月30日 22時38分 公開
[ITmedia]

 日本におけるMozilla製品普及・開発を担う有限責任中間法人Mozilla Japan は8月30日、メールクライアント「Mozilla Thunderbird」をISP経由で利用可能な拡張機能の提供を開始した。あらかじめ拡張機能を組み込んだインストーラ(Windows、Linux、Macintosh版)が用意されているほか、拡張機能単体でも提供されている。

 同拡張機能は、ISPに接続するための送受信サーバやポート番号などの情報をあらかじめ設定可能にするもので、ユーザーが設定を行う手間を省いてくれるもの。同日にはIIJから個人向けインターネット接続サービス「IIJ4U」、「IIJmio」のユーザー向けに「IIJ カスタマイズ版 Thunderbird」の無料配布が開始された。

 ちなみにこのIIJ カスタマイズ版 Thunderbird。送受信時の暗号化方法をSTARTTLS/STLSで設定しているが、Thunderbird 1.5.0.5ではSTLSとAPOPを同時に利用すると受信ができないという不具合が報告されているため、APOPを使用するためのチェックは外されている。この点については今後のバージョンで修正された際にそれに合わせて対応するとしている。

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