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» 2006年11月17日 16時51分 UPDATE

Longhorn ServerとVista SP1は同時リリース

Microsoft幹部は、Longhorn Serverの正式名称が「Vista Server」になるのではないかという憶測を否定した。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 米MicrosoftはWindows Server「Longhorn」とWindows Vista Service Pack 1(SP1)を来年後半に同時にリリースする計画だ。

 同社は年内にLonghorn CTP(Community Technology Preview)をもう1つリリースする予定で、その後2007年初めにもう1つCTPをリリースしてから、中盤にLonghorn β3をリリースする。

 「現時点での計画では、LonghornとVista SP1を同時に、1つのソースコードベースのようにリリースする。このモデルに従えば、両方をほぼ同時に出荷しなくてはならない」とMicrosoftのサーバ・ツール担当上級副社長ボブ・マグリア氏はTechEd IT ForumでeWEEKに語った。

 Longhornは2007年初めに機能がそろうとマグリア氏は語る。同氏は、一部のMicrosoftスタッフブログで触れられている、同OSがVista Serverという正式名称になるのではないかという憶測を否定した。

 「LonghornはVista Serverという名称にはならない。β3のリリース時に正式名称を発表する。β3は2007年前半のリリースに向け順調に進んでいる」(同氏)

 だが、Windowsサーバ部門上級ディレクター、ジェフ・プライス氏はもっと率直に、同OSはMicrosoftがサーバ製品で採用してきた命名方式に則ることになりそうだとeWEEKに語った。その方式に従えば、LonghornはWindows Server 2007という名前になる。「Vistaの名称はIT体験ではなくエンドユーザー体験を伝えるものだ」と同氏。

 すべての機能が完成して、来年初めにLonghornのコード基盤に取り入れられたら、「あとは純粋に安定化と顧客のテスト、ストレステスト、長期テストなど、Longhornが出荷されたときに現行版のWindows Server 2003よりも高い安定性を確保するためにやるべきことに集中する」とマグリア氏は言う。

 Longhornの現在のスケジュールについて、同氏は、Vistaが11月初めにRTM(製造工程向けリリース)される直前に、コードを分岐したと語る。Longhornコードツリーは今後、サーバチームのプライマリツリーになる。

 「Longhornの出荷が近づくまで、プライマリツリーとして維持する。出荷時には、将来のプライマリツリーソースコードと合流して、Windowsクライアントとサーバの次のリリースになる。Vistaから分岐して以来、Vistaの土壇場のフィックスすべてを抽出した」(同氏)

 だがサーバチームは別のビルドで、CTPリリースを来年第1四半期に安定化させる前に、これらのフィックスをLonghornに取り込む予定だ。

 「それからβ3に向かいながら継続的な(Longhorn)CTPの作業を行う。Longhornはずっと安定していた。土壇場の変更は大きなものではない。これが安定性を損なう可能性を少し心配しているが、実際はかなり良いように思える」(マグリア氏)

 Longhornのβ2はかなり安定しており、多くの顧客が本番環境で実行していると同氏は語り、Microsoftはおそらくβ3直前までは、多くの新規顧客に本番環境で最新コードを走らせるのは勧めないだろうと付け加えた。

 「望んでいたよりもVista RTM後に統合するものが多かったため、今後の展開を見ていく」(同氏)

 MySpace.comのチーフシステムアーキテクト、ダン・ファリーノ氏など、本番環境でLonghornをテストしている一部顧客は、Windows Server 2003と比べてよく動いていると話す。

 「Longhornには2、3の小さな構成の変更を施すだけで済んだ。本当に安定していてパフォーマンスがいい。近い将来、当社の標準的なWebプラットフォームで、Longhornサーバのうち20台以上を動かす計画だ」とファリーノ氏はeWEEKの取材に応えて語った。

 顧客はまた、コードネームで「Viridian」と呼ばれるMicrosoftのHypervisor技術のβ1を2007年初めに利用できるとプライス氏は語り、LonghornとViridianを同時リリースする可能性はまだ除外されていないと述べた。

 「われわれの目標は、これらをできるだけ近い時期に出荷することであり、同時リリースの可能性もまだ除外していないが、ViridianはLonghorn Serverの登場から180日以内に出荷されるだろう。同OSはViridianを組み込めるように構築された。つまり、ViridianができたときにLonghorn Serverを変更する必要はないということだ」(同氏)

 Longhorn出荷後のMicrosoftの同OS採用予測について、マグリア氏は、ユーザーに好まれるサーバになり、Windows 2003とWindows 2000サーバのちょうど間に入るだろうと語った。

 「Longhorn Serverの素晴らしい点は、破壊的でないところだ。アプリケーションに利用したければ新機能が使えるが、顧客は2003サーバを維持できる」(同氏)

 サーバアップグレード市場は大きな市場ではなく、ほとんどの顧客はハードを入れ換えるときに新しいOSを導入すると同氏は語った。

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