ウォッチガード、中堅企業向けUTMソリューションを発売

ウォッチガードは、中堅企業向けのUTMアプライアンスの新製品となる「e-Series」シリーズを発売した。

» 2006年11月27日 20時16分 公開
[ITmedia]

 ウォッチガード・テクノロジージャパンは11月27日、中小企業向けUTM(統合脅威管理)アプライアンスの新シリーズとなる「e-Series UTMプラットフォーム」を発売した。

 同社では、ファイアウォールやVPN、コンテンツフィルタリングといったセキュリティ機能を提供するUTMアプライアンス「Firebox」を展開している。上位シリーズとなるe-Seriesは、HTTPトラフィックのアンチウイルススキャンが行える最新版の専用OS「Fireware Pro 8.3」をサポートする。Webサーバやクライアントでのアンチウイルススキャンが可能になり、中堅企業向けのゼロデイ保護が強化されるという。

 同社のハイエンド製品の「Firebox X Peak」では、ギガビットイーサネットインタフェースを8ポート搭載するほか、ファイアウォールで最大2.0Gbps、VPNで最大600Mbpsのスループットを実現する。OSは、Fireware Proが標準搭載される。

 また、主力モデル「Firebox X Core」は、ギガビットイーサネットインタフェースを4ポートまたは8ポート搭載し、小規模な職場や支社などのVPN、モバイルユーザーがVPN接続するセントラルサイトといった要求の厳しいLANインフラを持つ中規模の組織で利用できる。OSは「Fireware」が標準搭載されるが、有償のライセンス・キーにより、Fireware Proへアップグレードできる。

 新製品は同社の認定代理店から提供され、参考価格はPeakのローエンドモデル「Firebox X5500e」が203万2000円(税別、ハードウェア本体のみ)、Coreのローエンドモデル「Firebox X550e」が58万2000円(同)。Firebox X CoreのOSのアップグレード 価格は、Firebox X550eの場合で7万7000円(税別)となる。

 今後1年間で2000台の販売を目指す。EUのRoHS指令ならびにWEEE指令の要件も満たしているという。

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