ウォッチガード、UTMアプライアンス向けサービスを強化

ウォッチガード・テクノロジージャパンは、統合脅威管理(UTM)アプライアンス製品「Firebox X Core」「Firebox X Peak」向けのセキュリティサービスにアンチスパム機能を追加した。

» 2005年12月12日 22時00分 公開
[ITmedia]

 ウォッチガード・テクノロジージャパンは12月12日、統合脅威管理(UTM)アプライアンス製品「Firebox X Core」「Firebox X Peak」向けのセキュリティサービスを強化した。

 Firebox X Core/Firebox X Peakは、専用OS「Fireware Pro」を搭載し、ファイアウォールやVPN、不正侵入防御といった機能を1つの筐体で提供する統合型のセキュリティアプライアンス製品。ウォッチガードはこれらの製品を強化するサービスとして、Webコンテンツフィルタリングを実現する「WebBlocker」やゲートウェイでのアンチウイルス/IPS機能を提供する「ゲートウェイAV/IPS」といったサービスを提供してきた。

 新たに提供される「Spam Blocker」サービスでは、大量に送信されるスパムをブロックすることができる。米Commtouchの技術協力を得て、スパムメールの内容そのものではなく、メッセージのパターンを分析し、それに基づいてリアルタイムにスパムを検出、ブロックする点が特徴だ。

 また、ゲートウェイAV/IPSサービスも強化され、シグネチャに基づいてスパイウェアの検出、ブロックを行えるようになった。またIPSエンジンでは、企業ネットワーク内部に侵入したスパイウェアによる外部への通信を検出、ブロックすることも可能だ。

 価格は、Firebox X 700にSpam Blocker/WebBlockerを搭載した場合で100万円。

 ウォッチガードはさらに、Firebox Xファミリー向け運用/管理ソフトウェアの新バージョン「WatchGuard System Manager 8.2」もリリースした。より大規模な環境での導入、運営を支援するため、複数のアプライアンスに対する設定、集中管理機能が強化されている。

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