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» 2005年04月27日 00時11分 公開

「より上位の顧客にもアプローチを」、ウォッチガードがギガビットクラスの新モデル

ウォッチガード・テクノロジーズは、同社セキュリティアプライアンスのハイエンドモデルとなる「Firebox X Peak」をリリースした。

[ITmedia]

 ウォッチガード・テクノロジーズは4月26日、ファイアウォール/VPNアプライアンス「Firebox」シリーズのハイエンド機種となる「Firebox X Peak」3モデルを発表した。最大でギガビットクラスのスループットを実現する、大規模企業/本社向けの製品だ。

 「これまでウォッチガードとくればどうしても中小企業向けが中心の会社というイメージがあった。従来より提供してきた『Firebox Core』『Firebox Edge』に加え、『Firebox X Peak』を追加することによりすべてのシリーズがそろい、より上位の顧客にも販売活動が行えるようになった」と、日本法人ウォッチガード・テクノロジーズ・ジャパンの代表取締役社長を務める中井健二氏は述べている。

 Firebox X Peakには、ポート構成とスループットによって「X5000」「X6000」および「X8000」の3モデルがある。このうち最上位機種のX8000は、7ポートの10/100BASE-TXと3ポートのギガビットイーサネットポートを搭載しており、ファイアウォールのスループットは最大1Gbps、VPNスループットは最大400Mbpsという。

Firebox Firebox X Peakのきょう体(一番下)

 また3モデルとも、同時に発表された新OS「Firebox Pro」を標準で搭載している。Firebox Proは、同社がこれまで提供してきた、ディープ・アプリケーション・インスペクションやパターンマッチング、プロトコルアノーマリ分析といった複数の手法を通じて脅威を検出、ブロックする「インテリジェント・レイヤ・セキュリティ(ILS)」機能をさらに強化したという。

 「ウイルスの拡散スピードは非常に高速化しているが、ILSでは、シグネチャに頼ることのない『ゼロデイ・プロテクション』によって、さまざまなウイルスやスパイウェア、攻撃からシステムを保護することができる」(米WatchGuard Technologiesのマーケティング担当副社長、ジョン・スタッキー氏)。きめ細かなURL制御が可能な点も特徴という。

 Firebox Proではさらに、RIPやOSPF、BGP-4といったダイナミックルーティングやトラフィック管理機能のサポート、管理機能の強化や冗長性の確保なども図られている。Firebox Proは、Firebox X Peakにデフォルトで搭載されるが、既存機種からのアップグレードも可能だ。

 なお追加料金を支払うことで、これまでも提供されてきたオプションサービス「ゲートウェイ・アンチウイルス/IPS(不正侵入阻止)サービス」の利用が可能だ。このサービスはILSを補完する形で、シグネチャに基づいてウイルスやワーム、バッファオーバーフローやクロスサイトスクリプティングといった攻撃を検出、防御するほか、インスタントメッセンジャーやP2P型ファイル共有アプリケーションをブロックできる。

 ウォッチガードはさらに、Firebox X Peakも含む同社製品群を一元的に管理するための「WatchGuard System Manager 8.0」もリリースしている。この管理ツールでは新しいGUIが採用されたほか、ドラッグ&ドロップによるVPN設定、リアルタイムのトラフィック監視/設定反映などの機能が盛り込まれているという。

 製品価格は、Firebox X Peak X5000が143万9000円、同6000は191万9000円、同8000は239万9000円。またゲートウェイ・アンチウイルス/IPSサービスは、X5000の場合で年額37万1000円からとなっている。出荷はFirebox X Peakが5月4日からとなるが、それ以外の製品は4月25日より提供される。

 同社ではFirebox X Peakのリリースを機に、医療業界向けや個人情報保護法対応といった「日本の顧客のニーズにあった業種別のソリューションを作り、アプローチしていきたい」(中井氏)としている。

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