Microsoftのミスにより、社内テスト段階にあったOffice for Macのアップデートが誤って公開されていた。
Microsoftは12月13日、Office 2004 for Macのアップデートを公開したが、実は内部テスト用のリリースが誤って公開されたものだった。同社はセキュリティセンターのブログを通じて事故を公表し、適用してしまったユーザーにはアンインストールを推奨している。
同社のブログによると、Office 2004 for Macのアップデート11.3.1はセキュリティおよび安定性を改善するもの。しかし、同日リリースされた月例パッチやWordの脆弱性と関連するものではないという。
同社では、パッチを公式にリリースする際には、内部での検証を経てから公開するステップを踏んでいる。今回の事故では、今後のリリースに向けて内部テスト中だったプレリリース版のバイナリが、人的ミスにより誤って公開されてしまった。
もしこれを適用してしまったユーザーがいれば、いったんアンインストールすることが望ましいという。なお同社では引き続き品質テストを続け、水準を満たした後に改めて、セキュリティブリティン情報とともに正式にリリースする予定という。
12月13日19時追記:なおマイクロソフトによると、更新プログラムのみをアンインストールする機能はない。このため、元の状態に復元するには、いったんOffice 2004をHDDから削除し、その後、CD-ROMから再度Office 2004をインストールし直すことになるという。
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