Oracle、定例パッチの事前予告を提供

米Oracleは1月11日付で、四半期ごとに提供しているセキュリティパッチに関する事前情報を公開した。

» 2007年01月12日 11時42分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは現地時間1月11日付で、四半期ごとに提供している累積セキュリティパッチに関する事前情報を公開した。同社がこうした形でパッチの予告情報を提供するのは、今回が初めてだ。

 Oracleの事前情報によると、1月16日にリリースが予定されている定例パッチでは、52種類の脆弱性が修正される。Oracle Databaseのほか、Oracle Application Server、Oracle E-Business SuiteやPeopleSoftなど、同社の主力製品が対象となる。中には、ネットワーク越しに認証を経ることなくシステムを乗っ取られる恐れのある脆弱性も含まれているという。

 Oracleは2004年11月にパッチ提供ポリシーを変更し、四半期ごとに定期的にアップデートを提供してきた。

 類似するプロセスを採用している企業がMicrosoftだ。同社の場合は毎月第2火曜日に月例パッチを定期的にリリースしている。2004年11月からは、システム管理者にパッチ適用に関する計画および事前の準備を整える時間を提供することを目的に、前週の木曜日に予告情報を提供してきた。Oracleの事前情報提供も、これにならったものと見られる。

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