シマンテック、Windows Mobile対応ウイルス対策ソフトの新バージョンを発売

シマンテックは、Windows Mobile搭載のスマートフォンやポータブル端末向けのウイルス対策ソフトを発売した。

» 2007年01月15日 20時01分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは1月15日、Windows Mobile 5.0を搭載するスマートフォンやポータブル端末向けのウイルス対策ソフトの最新版「Mobile AntiVirus 4.0 for Windows Mobile」を発売した。

 新製品は、2006年2月に発売した「Symantec AntiVirus for Handhelds Corporate Edition 3.5」の後継製品。全面的に日本語対応を図った。

 従来製品と同様に、リアルタイムでのマルウェア検知機能を搭載するほか、最新のウイルス定義情報を無線ネットワークでアップデートし、駆除やファイル修復が行える「Wireless LiveUpdate」を搭載する。また、端末の環境設定やロック、セキュリティポリシーの実施といった操作を1つのコンソール上から行うこともできる。

 同社実施のアンケートによると、回答企業の過半数で従業員のスマートフォン利用を認めているものの、スマートフォンセキュリティシステムを導入しているのは全体の10%程度だったという。また、モバイル機器に業務データの保存を認めている企業の8割で、データセキュリティを考慮していないことが判明した。

 Symantecモバイルセキュリティ担当マネージングディレクターのポール・ミラー氏は、リリースの中で「スケジュールデータの中から重要会議などのデータを発見して、会議のタイミングに合わせてスマートフォンの付属マイクで盗聴する『スヌープウェア』や、SMSを使って不当に利益を得ようとするクライムウェアの『Pranking4Profit』など、モバイルデバイスならではの攻撃が存在する」とコメントしている。

 1ライセンス当たりの初回購入価格は、5〜24ライセンス購入の場合で6200円(税別、ベーシックライセンス1年間付き)、100〜249ライセンスの場合で4500円(同)となる。製品は、同社代理店を通じて販売される。

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