チェックポイントの挿入を選択すると、マウスアイコンが手の形に変わります。SourceForge.netのページを選択すると、図4のような[オブジェクトの選択]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスから[Page:SourceForge.net:Welcome to SourceForge.net]を選択すると、[ページチェックポイントのプロパティ]ダイアログボックス(図5)が表示されます。QTPではHTMLはDOMレベルで検査することが可能で、ここでは、ページオブジェクトに対して検証できるようになっています。検証内容としては次の通りです。
今回のテスト対象であるSourceForge.netのサイトは本来はリンク数や画像数は広告によって変化しますが、ここでは変わらないものとしてチェックポイントとして含めておきます。また、リンク切れと画像が表示されるかを確認しましょう。Jameleonではページタイトルとフッターの文字列でトップページが表示されたどうかを確認しましたが、QTPではさらに高度なチェックができますので、次の項目でトップページかどうかを確認したいと思います。
こちらのチェックポイントを入れていきましょう。イメージリンクをチェックするにはビットマップチェックポイントを挿入します。[挿入(I)]-[チェックポイント(C)]-[ビットマップチェックポイント(B)]メニューを選択し、左上のイメージリンクを選択し、イメージリンクのオブジェクトを選択します(図6)。選択後、ビットマップチェックポイントの設定を行います(図7)。これでSourceForge.netのイメージリンクの画像が存在しているかどうかを確認できます。
続いて特定の文字列の確認ですが、こちらはテキストチェックポイントで行います。[挿入(I)]-[チェックポイント(C)]-[テキストチェックポイント(T)]メニューを選択し、確認したい文字列をクリックすると、テキストチェックポイントの設定ができます。QTPでは単に存在しているかだけでなく、どこに存在しているかを確認することができます。図8の例では「Open Source Technology」という文字列が、「Powered by the SourceForge(R) collaborative development environment from VA Software (c)Copyright 2006 -」と「All Rights Reserved」という文字列の間に存在していることを確認するように設定しています。前後の文字列はもちろん変更できるので、大きく文字列が変わるアプリケーションでは変わらない文字列の間に可変の文字列を入れておき、確認するといいでしょう。
これでSourceForge.netのトップページが表示されたかどうかを確認できます。
続いて、検索のテキストボックスに「Jameleon」という文字列を入力し、この文字列が見つかることを確認していきます。Jameleonで作成したときと同様に、検索結果の画面が正しいかどうかを確認します。今回QTPでは次のポイントして正しいページが表示されたかを判断したいと思います。
この2つのチェックポイントは両方とも標準チェックポイントで行えます。もちろん先ほどのようにテキストチェックポイントにて前後の文字列の中にあることを確認してもかまいません。図9はJameleonのリンクがあることを確認する標準チェックポイントを設定している画面です。
Jameleonプロジェクトの検索画面の確認ができたら、Jameleonのリンクをクリックして、Jameleonのプロジェクト情報のページに遷移しましょう。遷移先がJameleonのプロジェクト情報のページであることの確認は次の内容で行います。
この2つのチェックポイントも標準チェックポイントで簡単に設定できます。チェックポイントを設定したら、Projectタブ内の「Web Site」をクリックして、Jameleonのホームページに遷移します。遷移先のページがJameleonのホームページであることの確認は次の内容で行います。
この2つのチェックポイントもすでに説明した内容で設定可能です。
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