日立システムがDNS/DHCPアプライアンスサーバを発売、ファーミング対策も可能に

日立システムアンドサービスは1月23日より、DNS/DHCPアプライアンスサーバ「Infobloxシリーズ」の販売を開始する。

» 2007年01月22日 21時25分 公開
[ITmedia]

 日立システムアンドサービス(日立システム)は1月23日より、DNS/DHCPアプライアンスサーバ「Infobloxシリーズ」の販売を開始する。

 Infobloxシリーズは、インターネット接続に欠かせないDNSと、社内でのIPアドレス管理に有効なDHCPの機能をアプライアンスとして提供する製品だ。米Infobloxが開発しており、ネットワーク環境に応じて小規模拠点向けからデータセンター向けまで4つのモデルが用意されている。

 グリッド機能により、複数の拠点に分散したInfobloxシリーズの集中管理が可能なほか、1台が故障しても継続して動作する構成が可能なため、ノンストップの運用設計が行える。

 またセキュリティの側面からは、端末のhostsファイルを改ざんして偽の悪意あるサイトに誘導する「ファーミング攻撃」の防止に有効なほか、DNSを狙ったDoS攻撃の影響を防ぐことができるという。さらに、DHCPサーバ機能と日立システムの「オープンネット・ガード」を組み合わせ、端末のMACアドレスを登録することにより、管理者の許可を得ないで持ち込まれる不正な端末のネットワーク接続を防止することも可能だ。

 Infobloxシリーズの価格は、エントリモデルの「IB-550」が116万円から。日立システムでは、Infobloxの一次代理店である東京エレクトロンデバイスと販売契約を結び、技術支援や保守サービスとともに提供していく。

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