Infoblox、グリッド機能を強化したDNS/DHCPアプライアンス新モデル

 Infobloxは、DNS/DHCPアプライアンス「Infoblox」シリーズの新製品4モデルおよびグリッド機能を提供するOSを7月3日より販売する。

» 2006年06月27日 17時39分 公開
[ITmedia]

 Infobloxは6月27日、DNS/DHCPアプライアンス「Infoblox」シリーズの新製品4モデルを発表した。製品は7月3日より代理店を通して販売される。

Infoblox1550

 Infobloxは、DNS、DHCP、IPアドレス管理(IPAM)、RADIUSなどのネットワークIDに関する各種サービスを統合管理する専用アプライアンス。新たに発表されたのは、SMB/拠点向けの「Infoblox-550」、中規模企業向けの「同-1050」、大企業向けの「同-1550」、1550に冗長電源を搭載したデータセンター向けの「同-1552」の計4機種。Infoblox-550では最大2万5000件のDBオブジェクトと1万2000/秒のDNSクエリ、同-1550では最大40万件のDBオブジェクトと3万6000/秒のDNSクエリを処理することができる。

 新モデルでは、新OS「NIOS v.4.0」を搭載したことが特徴。アプライアンスがサポートするOSやアプリケーションを増やした。また、分散したアプライアンスを協調動作させて耐障害性を向上するグリッド機能において、ID情報のレプリケーションを効率化することでアプライアンス間の通信に必要な帯域を削減した。

 さらに、Infobloxによるグリッドシステムを一元管理するツール「ID Grid Manager GUI」では、管理機能のカスタマイズをサポート。DNS、DHCP、IPAM、RADIUS、TFTPといったサービスや機器のステータスから、特定のアプライアンス、ネットワーク帯域、個々のホストなどの情報へビューを容易に切り替えられるようになった。そのほか、PerlベースAPI、IP電話向けのコンフィギュレーションファイルの追加などをサポートする。

 新しいInfoblox 4モデルとOSは、7月3日よりテリロジー、東京エレクトロンを通じて販売開始する。価格はオープン。

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