エプソンのフォトビューワ「P-2500」の一部にウイルス混入

セイコーエプソンのフォトビューワ「Photo Fine Player P-2500」の一部に、ウイルスが混入していたことが明らかに。

» 2007年03月06日 20時09分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンは3月6日、同社のフォトビューワ「Photo Fine Player P-2500」の一部に、ウイルスが混入していたことを明らかにした。

 P-2500は、デジタルカメラで撮影した画像や動画、音声などの再生が可能なマルチメディアビューワで、2006年10月より出荷されている。製造番号が「G9HZ000001」〜「G9HZ003029」までの製品に、USBメモリなどのリムーバブルドライブ経由で感染するウイルス1種類が混入している可能性がある。これ以外の製造番号では、混入の危険はない。

 ウイルスの名称はベンダーによって異なり、「W32.SillyFDC」(シマンテック)、「Worm.Win32.delf.aj」(Kaspersky)、「WORM_DELF.EFF」(トレンドマイクロ)、「W32/USBAgent」(マカフィー)など。USBメモリやフロッピーディスクなどのリムーバブルドライブを介して感染するウイルスで、電子メール経由、あるいはOSの脆弱性を突いての感染は行わない。また、ウイルス対策ベンダー各社の情報によると、2007年1月1日以降は動作を終了する仕組みになっているという。

 セイコーエプソンでは、該当する製品のユーザーに対し、手元のウイルス対策ソフトを用いてコンピュータおよび外部ドライブをすべてスキャンするよう推奨している。また、ウイルス対策ソフトを導入していない場合は、専用の問い合わせ窓口(0120-925-948)で対応する。

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