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» 2007年03月20日 08時00分 UPDATE

QRコードは第2章へ:ヨコ展開も始まるQRコード

QRコードのマーティング利用での深化を縦方向と例えるなら、マーケティング以外の利用は横方向への展開といえる。気になる横への広がりも見てみよう。

[國谷武史,ITmedia]

 手軽なWebアクセスツールとして利用されるQRコード。前回のように、個人に紐付く携帯電話の端末IDとの連携によって、ユーザーへ直接的に訴求できるマーケティングツールして深化が始まった。だが、QRコードとIDの活用はマーケティング分野だけにとどまらないようだ。

 最も活用しやすいのが認証での利用だ。QRコードはユニークに生成できるため、ユーザーごとに用意するユニークなURLと端末IDを併用することで、さまざまなサービスでの認証システムとして機能する。

ECサイト認証 QRコードでECサイトの真贋やログインが行える

 例えば、富裕層向けのECサイトに導入されているメディアスティックの「フィッシングサイトチェックサービス」は、ユーザーがアクセスしたWebサイトがフィッシングサイトであるかどうかを確認できる。

 ユーザーは、PCのWeb画面に表示されるユニークなQRコードを携帯電話で撮影する。携帯電話からWebにアクセスしてキーワードを入力すると、PCのWeb画面が自動的に切り替わり、本物のサイトであることを証明するメッセージが表示される仕組みだ

 事業推進本部の三輪信雄本部長は、「PCでパスワードなどを打ち込まない仕組みによって、フィッシングが横行しやすいECサイトの信頼性や安全性を高めることができるだろう」と話す。同社では、ECサイトや通信販売会社が保有する顧客情報と、携帯電話の端末IDを連携させるだけで安全性を高められると説明する。

社内ネットワークへのカギはQRコード

 この仕組みをユーザーのログイン認証として活用することも可能だ。ECサイトやイントラネットでのログインの安全性が高まり、管理の手間やコストも低減化されるという。

既存システム連携 既存の個人情報と携帯電話の端末IDを紐付けがカギとなる

 IDやパスワードによるポリシーは、運用や変更の手間やコストが掛かるだけでなくキーローガーなどに狙い打ちされやすい。社員の携帯電話であれば、特別な認証用端末を用意する必要はなく、QRコードの生成と端末IDの管理用ソフトだけでシステム構築が可能だ。

 三輪氏は、「既存のログインシステムはコストが高く、ポリシーの徹底も非常に手間が掛かる。このシステムでは、そもそも携帯電話が無ければサービスを利用できないため、複雑な仕組みを構築する必要がない」と話す。将来的には、リモートオフィスやテレワークなどを手軽で安全に利用するためのログインシステムとして普及を推進していく。

 同社では今後、おサイフケータイや高度化されたメールマガジンとQRコードを連携させたビジネスを開発していくという。

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