「Yahoo!ツールバー」にフィッシング対策機能、偽ページを判断して警告

ヤフーはWebブラウザ用のツールバー「Yahoo!ツールバー」に、フィッシング警告機能を追加した。

» 2007年04月16日 19時55分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは4月16日、Webブラウザ用のツールバー「Yahoo!ツールバー」に、フィッシング警告機能を追加した。

 このフィッシング警告機能は、ユーザーが表示しようとしているWebサイトの構成を自動的に認識。もし、Yahoo! JAPANをかたる偽ページであると判断した場合には、アクセス先がフィッシングサイトの疑いがあることを警告するメッセージを表示するという。

 また、ユーザーからの通報受け付けも行う。フィッシングサイトに関する情報を送信すると、ヤフーの社内データベースに登録され、サイト運営者に対する警告やYahoo! JAPANのフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」の対象サイトへの追加といった対応が行われる仕組みだ。必要に応じて、警察などへ通報する体制も整備しているという。

 同社はこれまで、最後にログインした日時を表示させる「ログイン履歴表示」や、あらかじめ指定しておいた画像や文字列を表示させることで本物のサイトかどうかを確認できる「ログインシール」といったフィッシング対策を実施してきた。しかし、依然としてフィッシング詐欺が根絶されないことを踏まえ、知識を持たないユーザーも含めて詐欺の被害から防ぐことを目的に、警告機能を追加した。

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