連載
» 2007年06月01日 05時00分 UPDATE

SourceForge.jpではじめるオープンソースプロジェクト:第1回 アカウントを作ろう (1/2)

オープンソースソフトウェア開発に付随する作業を支援するためのシステムであるSourceForge.jpを徹底解剖する同連載。SourceForge.jp上でプロジェクトを開始して、ソフトウェアを開発・公開していくまでの流れを解説していきます。第1回となる今回は、sf.jpシステムの機能を説明し、アカウントの作成を行います。

[安井 卓,ITmedia]

SourceForge.jpってどんなもの?

 皆さんは、オープンソースのソフトウェアを作ろうとしたとき、まず何から始めますか? マシンを準備して、バージョン管理システムの設定をして、議論用のメーリングリストを用意して、ソフトがある程度できたら、Webページを用意して、ソフトを配布。配布を始めるとたくさんのバグ報告がメーリングリストに寄せられて……。

 こう見てみると、ソフトウェア開発以外のことに結構労力を割かれていることが分かります。また、メーリングリストなどに寄せられたバグ報告は、それが本当にバグなのか、優先度の高いものはどれなのか、きちんと整理しないと分かりにくくなってしまいます。複数のプロジェクトに参加していたら、その数だけこれらの労力が掛かることになります。

 SourceForge.jp(以下、sf.jp)は、こういったオープンソースソフトウェア開発に付随する作業を支援するためのシステムで、2002年4月に運用を開始しました(画面1)。Webベースのアプリケーションを中心に、CVSやSubversion、メーリングリスト、シェルなど、開発環境を無料で提供しています。Webベースのシステムでプロジェクトの申請からメーリングリストなどの設定まで統合的に行うことができ、プロジェクト運営の労力を軽減できます。また、さまざまなプロジェクトが集まっているため、アナウンスなども効率的に行うことができます。

画面1 画面1 SourceForge.jpトップページ

 ちなみに、sf.jpは、米OSDNが運営しているSourceForge.net(以下、sf.net)の弟分に当たります。sf.netは2000年1月にサービスを開始した世界最大のオープンソースソフトウェアの開発支援サイトで、2007年3月末で約14万4000プロジェクトがホスティングされ、150万人以上のユーザーが利用しています。その中には、ファイル共有ソフトのBitTorrentなど、メジャーなプロジェクトが幾つもあります。sf.jpはもっと規模が小さく、同じく2007年3月末の時点で、約2450のプロジェクトがホスティングされ、およそ2万4000人が開発に参加しています。

 sf.jpは、sf.netと機能的にはほぼ同等ですが、日本語での利用を最優先に考えており、サポートも日本語で受けることができます。また、オープンソースソフトウェアの開発だけでなく、コミュニティーの運営など、オープンソースを支援する活動にも利用することができます。

連載の流れ

 この記事は10回で完結する予定です。プロジェクトを開始して、ソフトウェアを開発・公開していくまでの流れを、実際のプロジェクトを運営していくような流れで解説していきます。第1回となる今回は、sf.jpシステムの機能を説明し、アカウントの作成を行います。

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