SOAへの対応をさらに強化したCosminexusを発売――日立製作所

日立製作所は6月5日、統合システム構築基盤「Cosminexus」の新バージョンの発売開始を発表した。

» 2007年06月05日 21時02分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は6月5日、統合システム構築基盤「Cosminexus」の新バージョンの発売開始を発表した。

 今回のバージョンアップでは「全体最適なシステムの実現」がテーマとして掲げられている。「Rapid(迅速)な開発」「Pluggable(柔軟かつ着脱可能)な構築」「Collaborative(協調的)な運用」というコンセプトのもと、SOAに対応するさまざまな機能を搭載するという。

 全体最適なシステムの構成要素として各種のシステムパターンを定義する「リファレンスアーキテクチャ」、システムパターンの組み合せ方や基盤製品の使い方を規定し、サイジングや運用などのシステム設計、およびシステム構築について解説する「適用ガイド」などの、システムの最適化を支援する機能のほか、オープン環境での効率的なバッチ業務を構築する「uCosminexus Batch Job Execution Server」などが提供される。

 インタフェース面では、ユーザーが操作している業務に関連するメニューをワンタッチで表示する「スマートナビゲーション機能」により、サービスへのデータ連動を自動で行えるようになっている。

 また、アイウェイ・ソフトウェア日本支社との協業により、ERPパッケージSAP R/3やOracle EBSとの連携が可能になるという。

 日立では、SOA関連の機能充実に加え、さらなる生産性の向上、運用コストの低減、拡張性の強化に向けた機能も充実させていくとしている。

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