NTTコムウェア、フィッシング対策ソリューションをVista対応に

NTTコムウェアは、電子透かしを利用した同社のフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT」がWindows Vistaに対応し、6月11日より提供開始されることを発表した。

» 2007年06月07日 16時57分 公開
[ITmedia]

 NTTコムウェアは、電子透かしを利用した同社のフィッシング対策ソリューション「PHISHCUT(フィッシュカット)」がWindows Vistaに対応し、6月11日より提供開始されることを発表した。

 「フィッシュカット」は金融機関やインターネットバンキング、ショッピングサイトなどのWebサイトに電子透かしを埋め込み、利用者の専用ソフトと認証システムとで連携し、Webサイトの認証を行うサービス。フィッシングサイトの検出や、認証結果をユーザーに伝える機能など、フィッシングサイトへの重要情報(ログインIDやパスワードなど)の送信を防止する。認証システムと専用ソフトのダウンロードサイトは同社が提供するASP方式のため、短期間かつ低コストで導可能。

 従来、対応OSはWindows 2000、Windows XPで、ブラウザについてもInternet Explorer 6という制限があった。すでにIE7への対応は済ませており、今回はさらにWindows Vistaへ対応することで、より幅広いパソコン利用者がフィッシング対策に対応できるよう提供を開始するもの。

 認証結果についても今回から、フィッシュカットのツールバーの色変化だけでなく、吹き出しでユーザーに告知する方法が追加され、確認が容易になっている。

 同製品は現在までに邦銀4行に導入実績があり、今後は金融機関や自治体、インターネットショッピングサイトに対して積極的に展開、2007年度に1億円の売上を目指すという。

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