オーリック・システムズ、Webアクセス解析「RTmetrics」の最新版を販売

個を特定させる機能を強化し、再来訪のカウント精度を向上させた最新バージョンが登場。リポート機能を拡充するオプションEVx 3.3.0も追加。

» 2007年06月14日 11時02分 公開
[ITmedia]

 オーリック・システムズは14日、同社のリアルタイムWeb解析ソフトウェアRTmetricsの最新版「RTmetrics V 6.1.0」を発表した。さらに、取得したデータを加工してビジュアライズ表現を可能とするユーザーインタフェースオプション「EVx 3.3.0」を発表。共に15日からの出荷開始となる。

 「RTmetrics」は、ネットワークに流れるパケット情報を取得するパケットキャプチャ型のソフト(ハードウェア含む)。従来型のログ解析では困難とされる「リアルタイム解析」「複数サイト間の行動解析」、そしてURLに表示されない「POSTデータ解析」などを判別できる。

 最新版の「RTmetrics V 6.1.0」では、セッションと個を特定する機能が強化されており、PC、携帯のWebサイトを問わず、サイト来訪者の行動をより高い精度で把握することが可能となった。また、モバイル検索エンジンへの対応拡充なども含まれており、特に携帯サイト解析に必要な機能を強化している。

 同時出荷される「EVx 3.3.0」は、処理能力の改善として従来までは、レポートデータの上位5000件を処理する仕様になっていたものを、全データを基に正確かつ高速なレポート表示が行えるよう処理方法の見直しと改善を行ったという。これにより各レポート表示のレスポンスが向上した。

 販売価格は、参考として「RTmetrics V 6.1.0」が450万円〜、「EVx 3.3.0」は「RTmetrics V6.1.0」の標準バンドルのコンポーネントとして提供される。

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