Hikiに任意のファイルが削除できる脆弱性、最新版で修正

Wikiクローンの「Hiki」に、任意のファイルが削除できてしまう脆弱性が発見された。

» 2007年06月25日 14時49分 公開
[ITmedia]

 Wikiクローンの「Hiki」に、任意のファイルが削除できてしまう脆弱性が発見された。コード実行などにつながる危険性の高いものではないが、開発チームおよびJVNでは、問題を修正した最新バージョンへのアップグレードを推奨している。

 Hikiは、Rubyで実装されたWikiエンジンの一種だ。バージョン0.8.0から0.8.6には、セッションファイルの取扱いに問題がある。悪意あるユーザーが特殊なリクエストを送信すると、セッション終了時に、意図しないファイルがHikiの実行権限で削除されてしまう可能性があるという。

 Hiki開発チームでは、問題を修正したバージョン0.8.7および0.8.6向けの差分ファイルを公開し、更新を推奨している。

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