画面キャプチャで証拠保全、PC利用状況のレポートツール

コムスクエアは、企業のパソコンによるアプリケーションやWeb利用の実態を集計してレポート化および可視化する「ビジネスプロセスアナライザー」を発売する。

» 2007年07月10日 20時54分 公開
[ITmedia]

 コムスクエアは、企業が導入しているパソコンで行われるアプリケーション利用やWebアクセスなどの業務実態を集計してレポート化および可視化する「ビジネスプロセスアナライザー」を開発、販売を開始する。

 ビジネスプロセスアナライザーは、パソコンを使用している従業員がどのようなアプリケーションやWebサイトをどれだけ利用しているのかを、詳細な集計レポートおよび定期的な画面キャプチャによって目で見える形で確認することができる。これにより企業の業務効率の改善や労務管理はもとより、情報漏えいの抑止ニーズにも対応する。

 レポートは、従業員のパソコン利用状況(アプリケーション、Webアクセスなど)を「日時」「週次」「月次」で集計。レポート形式のテンプレートを11カテゴリ、70種以上から選択でき、抽出条件は自由に設定可能。レポートは毎日自動生成され、これを閲覧したい人(経営者、部門の統括者など)へメールで送信される。危険なソフトウェアの利用や私用のメールおよびチャット、業務上で必要のないインターネットの利用やファイルの閲覧状況など、それぞれニーズに応じたレポート設定で認することができる。また、利用状況はランキング形式のレポートで把握することもでき、企業全体はもとより、個人別、グループ別の集計も可能。

 また証拠保全のための画面キャプチャでは、各クライアントにおけるアプリケーション、Webアクセスなどの利用状況を画面キャプチャして定期的にサーバへ保存し、日常業務の証拠や万が一の場合の問題点の把握を行うことが出来る。

 さらにアプリケーションの利用状況に合わせて、利用者ごと、アプリケーションごとに使用の「注意」「警告」「禁止」を設定、こうしたダイアログメッセージをパソコン画面上に表示することができる。利用状況に合わせた運用設定を行うことで、利便性を損なわず利用者の意識向上を効果的に促進することができる。

 価格は、1クライアントあたり初期費用1万5000円(税別)で、販売は10クライアントから。年間保守費用は10クライアントの場合3万円(初年度より必要)。

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