NetSuiteが提供するオンデマンドCRMやERPなどのサービスが、iPhoneやMacから、ブラウザ経由で利用できるようになる。
オンデマンドの業務アプリケーションを提供する米NetSuiteは7月12日、iPhone対応機能「SuitePhone」を発表した。NetSuiteが提供するERPやCRM、eコマース向けのアプリケーションを、iPhoneを使って利用できるようになる。
SuitePhoneは、Appleのブラウザ「Safari」をネイティブにサポート。ドロップダウンメニューや編集機能など、AjaxをベースとしたNetSuiteアプリのユーザーインタフェースが、iPhoneとMacで利用できる。ERPやCRMの機能面では、請求書の発行や予実管理などの財務機能へのアクセス、リード情報の入力や経費リポートの作成、連絡先の閲覧、見積もりや注文の作成などが可能。また、eコマースアプリの利用者は、iPhoneからNetSuiteのダッシュボードにアクセスできる。
NetSuiteでは、Appleコミュニティーにはこれまで、ビジネス向けの統合アプリケーションが比較的不足していたとみている。SuitePhoneのリリースはこうした需要に対処するもので、「NetSuiteと組み合わせることで、iPhoneは中小規模企業が業務管理するための、より便利で効率的なツールになる」としている。
SuitePhoneはNetSuiteの新版NetSuite 2007.0から使用可能。NetSuite 2007.0は既存ユーザーには提供しているが、新規ユーザーへの提供は8月の予定。
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