ポータルサイトは「訪問者」の数を増やすためにさまざまな施策を打つ。中には、企業サイトに「転用」できるかもしれない、画期的な試みもあるようだ。
ポータルサイトは、Webページを見に来てくれる人、つまり「訪問者」が集まらないことには、そのビジネスモデルは成り立たない。そのため、各ポータルはさまざまな工夫をこらし、人集めでしのぎを削っている。
その一つとして最近見られるようになったのが、「パーソナライズ」「マイページ」などといわれる機能だろう。表示させたい機能や情報を各個人の好みで選択するなどして、そのポータルのトップページ画面を「自分仕様」にできるものだ。グーグルでは「iGoogle」、ヤフーだと「My Yahoo!」といったサービスで提供されている。
大手ポータルでは、エキサイトも4月、サイトデザインを一新するとともに、パーソナライズドページ「マイエキサイト」の機能を追加した。「My Yahoo!」と同様に、ページデザインをユーザーが好きなように変えられるというものである。
ただ、エキサイトのリニューアルの目玉はそれだけではない。プロのデザイナーがデザインした「おしゃれ仕様」が選べる「デザイナーズポータル」(http://www.excite.co.jp/design/)のサービスも始めたことがある。著名なデザイナーが創出したエキサイトの「トップページ」を4種用意し、ユーザーに好きなものを選んで自分のスタートページとして設定できるようにしたのだ(7月に入って5種類目が追加されている)。いずれも、従来のトップページからは想像のつかない、大胆なデザインである。
Copyright© 2011 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.