「かわいい子犬を見て」、MSN Messengerで拡散するワーム発見

Trend Microによると、このワームは受信者の興味を引くような内容のメッセージを送り、添付の.ZIPファイル実行を仕向ける。

» 2007年08月10日 08時53分 公開
[ITmedia]

 Microsoftのインスタントメッセージング(IM)ソフトMSN Instant Messenger(Windows Live Messenger)で感染するワームの新たな亜種が見つかったと、セキュリティ企業のTrend Microが8月9日のブログで伝えた。

 それによると、このワーム「WORM_SDBOT.EXT」は、「look @ my cute new puppy」(かわいい子犬なの、見て)など、受信者が興味を引くような内容のメッセージを送信し、マルウェアを実行するように仕向ける。

 ワームは.ZIPファイルとしてメッセージに直接添付されており、リンクをクリックさせてマルウェアをダウンロードさせるタイプの手口とは異なっている。

 感染すると自分のコピーを含んだ.ZIPファイルをMSN Messengerで送信する。さらにセキュリティ機能が回避されてバックドアのような形でIRCサーバに接続、リモートの攻撃者によるファイルのダウンロードやプロセスの終了、ファイルの作成・展開・削除などが可能になる。

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