Skypeワームに、ほかのIMソフトも利用する亜種

このワームの主なターゲットはSkypeのようだが、ICQなどほかのIMソフトも使って不正なメッセージを送る。

» 2007年05月24日 18時45分 公開
[ITmedia]

 いわゆる「Skypeワーム」に、ほかのインスタントメッセージング(IM)ソフトからも感染を広げようとする新たな亜種が見つかった。米FaceTime Communicationsのセキュリティ研究者が報告した。

 このワームはStrationの亜種で、Skypeを介して不正なURL入りのメッセージをコンタクトに登録されたユーザーに送りつける。受信者がこのURLにアクセスし、有害なファイルを実行すると、マルウェアに感染してしまう。今回発見された新亜種は、Skype以外のIMソフトからも感染を広げようとする。

 このワームは感染したマシンのレジストリをチェックして、AIM、Yahoo! Messenger、ICQなどほかのIMソフトがインストールされているかどうか調べる。FaceTimeのテストでは、このワームがICQとMSN Messengerに不正なメッセージを送ったのが確認されたという。主なターゲットはSkypeのようだが、さまざまなネットワークに感染が広がる可能性があるのは明白として同社は警鐘を鳴らしている。

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