同社では、WiMAX事業は2010年度には20億〜25億ドルを売り上げ、黒字化するとみている。
米Sprint Nextelは8月16日、WiMAX事業に関する今後の見通しを明らかにした。2010年末までに約50億ドルの設備投資を見込んでおり、同事業の売上高は2010年度に20億〜25億ドルに達し、償却前営業利益が黒字化するとみている。
同社のWiMAXサービスは、「XOHM」ブランドで提供する。シカゴとワシントンD.C.で年末までにネットワークを立ち上げ、2008年初めにXOHMサービスの提供開始を予定している。設備投資額は、2008年末までに25億ドルを予定。以降は事業の成功度合いによるが、2010年末までに1億2500万人をカバーする計画を達成するには、ネットワーク構築などにさらに25億ドルの投資が必要になるとみている。
Sprintは、WiMAXチップセットの開発では米Intelや米Motorola、韓国Samsungと、インフラ設計や端末の提供ではフィンランドNokiaと、ネットワーク構築では米Clearwireと提携。また、Web検索やコミュニケーションツールなどのインターネットサービスの提供では、米Googleと提携している。
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