クラムワークス、OSを搭載した超小型のUSBフラッシュメモリを発売

クラムワークスは、Linuxカーネル2.4をベースとするOSを搭載したUSBフラッシュメモリ製品を2種類発表した。

» 2007年09月12日 19時07分 公開
[ITmedia]

 クラムワークスは9月12日、Linuxカーネル2.4をベースとするOSを搭載したUSBフラッシュメモリ「BOOTPLUG-m1」「BOOTPLUG-m2」を発表した。それぞれ1Gバイト、2Gバイトの容量を持つ。

BOOTPLUG-m2 BOOTPLUG-m2

 長さ4センチ、厚さ4.6ミリの同製品を、USB-HDDからのブートが可能なUSB 2.0搭載PCに差し込んで電源を入れると、フラッシュメモリ内のOSが20秒ほどで立ち上がる。なお、USB-HDDからのブートに対応していないPC向けに起動CDも同梱される。

 アプリケーションとしては、Firefox 2.0のソースコードを同社がコンパイルしたWebブラウザ(MozillaのTrademark PolicyによってFirefoxの名称は利用できないため)のほか、メーラーにSylpheed、オフィススイートにOpenOffice.org、PDFビューワ(xpdf)などを備える。また、リモートのWindows PCなどを操作するリモートデスクトップクライアントも用意されている。これらを差し引いたユーザー領域としては、BOOTPLUG-m1で約730Mバイト、BOOTPLUG-m2で約1.7Gバイトが利用可能で、ここにメールデータなどを保存できる。また、格納されるデータはAESにより暗号化される。

デスクトップ画面 日常的な機能はひととおりそろっている

 このほか、プラグインとしてRealPlayer 10(約17Mバイト)、Flash Player 9 (約7Mバイト)、Citrix ICAクライアント(約4Mバイト)なども用意される。

 価格はBOOTPLUG-m1が1万2600円、BOOTPLUG-m2が1万6800円。

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