日本IBM、筐体サイズを半分にしたCell/B.E.搭載ブレードサーバ

日本IBMは、Cell/B.E.プロセッサを搭載するブレードサーバ「IBM BladeCenter QS」シリーズの新製品「IBM BladeCenter QS21」を発表した。

» 2007年10月12日 13時49分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは10月12日、Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)プロセッサを搭載するブレードサーバ「IBM BladeCenter QS」シリーズの新製品「IBM BladeCenter QS21」を発表した。

IBM BladeCenter QS21 IBM BladeCenter QS21

 QS21は従来のQS20と比べ、筐体の厚みが2分の1となった。これにより、シャーシである「BladeCenter H」には最大14台搭載可能。Cell/B.E. 3.2GHzを2個搭載し、最大ピーク時性能で460GFLOPS、最大搭載時は、42Uラック全体で25.8TFLOPSの浮動小数点演算性能を実現するが、これは最新(2007年6月時点)の「TOP500 Supercomputer Sites」スーパーコンピュータリストで27位に相当する。

 OSは2007年第4四半期の出荷開始が予定されるRed Hat Enterprise Linux 5.1となっており、価格は最小構成で138万6000円。10月26日から出荷を開始する。

 また、QS21におけるアプリケーションに対応した開発キット「IBM Software Development Kit(SDK) for Multicore Acceleration v3.0」も発表された。EclipseをベースにCell B.E.向けアプリケーションの開発用に最適化したもの。こちらの価格も138万6000円となっている。

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