プロリンク、PCをシンクライアント化する指紋認証付きUSBメモリ発売

プロリンクは、指紋認証機能付きUSBメモリにターボリナックス製のシンクライント用ソフトを搭載した「BioDataSecTL」を発売する。

» 2007年10月17日 17時40分 公開
[ITmedia]

 プロリンクは、ターボリナックス製OSやソフトウェアを搭載する指紋認証付きUSBメモリ「BioDataSecTL」を10月下旬から発売する。同製品を既存のPCに接続するとシンクライント端末として利用できる。

 BioDataSecTLは、「感熱式スイープセンサー」と呼ばれる高精度の認識が可能な指紋認証機能を内蔵し、ターボリナックスが開発する「Turbolinux OS」とシンクライアント用ソフトウェアを、USBメモリ内に搭載した。

利用イメージ

 BioDataSecTLはPCに接続して指紋認証を行うと、まずTurbolinux OSが起動する。次にVPN接続とセンターサーバ側での認証が行われ、シンクライアント環境を構築する。外出先や自宅のPCでも使用でき、インターネット環境があれば利用できるのが特徴。ユーザーがUSBメモリの記録領域を使用できない仕様のため、情報漏えいのリスクもない。

 同製品は、Citrixおよび2Xアルファ・ソリューションズのシンクライアントシステムで利用可能。価格は、USBメモリに搭載するソフトウェアをユーザー企業ごとにカスタマズするため、応相談になるという。ターボリナックスでもセキュアクライアントシリーズ「wizpy Style Secure Solution」の新製品として提供を検討している。

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