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F5がFirePass新モデル、スマートフォンからのSSL VPN接続にも対応

F5ネットワークスは、Windows Mobile端末やiPhoneなどをサポートするSSL VPNの新製品を発表した。
2007年10月29日 11時30分 更新

 F5ネットワークスジャパンは10月29日、SSL VPNソリューションの新製品、アプライアンス装置「FirePass 4300」および専用ソフトウェア「FirePass v6.0.2」を発表した。

画像 FirePass 4300

 FirePassは、SSL対応のWebブラウザさえあれば、どこからでも社内イントラネットやメール、共有ファイルへ安全にリモートアクセス可能なSSL VPN製品だ。F5は、従来の中規模企業向けのFirePass 1200や同4100、そして新しい4300など各プラットフォーム上で稼働するソフトウェアの新バージョンFirePass v6.0.2をリリースした。新版の主な強化点は次の3つ。

 まず、モバイル端末のサポートを拡張した。Windows Mobile5/6端末からAppleのiPhoneに至るまで、SSL VPNアクセスのニーズが高まるスマートフォンなどの多機能端末のリモートアクセスに対してポリシーベースの制御が行える。また、Windows VistaやMac OS X 10.4、今後登場する64ビットOSも含めた広範なクライアントOSに対応した。

画像 対応可能なモバイル端末を拡張

 2つ目が対応アプリケーションの拡張。FirePassはリバースプロキシのアーキテクチャーを採用しており、プロキシ経由でも業務アプリケーションの稼働を保証する必要がある。そこで同社では、HTML/JavaScript解析エンジンを強化、Outlook Web Access(OWA)2007やSharePoint 2007、iNotes 7.0、Oracle Portal 3.0、PeopleSoft HRMS Portal 8.1、SAP ERP Portalなど主要な各ベンダーのWebアプリケーションへの接続性を検証した。また、Ajaxのようなリッチコンテンツ、Citrixアプリケーション(Presentation Server)との親和性を向上させ、例えばSSL VPN経由でセッション保持機能が有効になるなど、ユーザビリティーも改善されている。

 そして3つ目がトラブルシューティング機能で、これはWindowsクライアント環境やFirePassコンポーネントの情報収集、ネットワークアクセス環境診断、ログリポートなどで、システム管理者の運用負荷を軽減させるというもの。1万ユーザー以上の大規模な事業所ほど効果があるとしている。

 一方、FirePass 4300は、新たに最大同時接続数2000ライセンスに対応したOpteronクアッドコア搭載の上位機種。最大同時接続数100ライセンス、Celeronシングルコア搭載のFirePass 1200や最大同時接続数1000ライセンス、Opteronデュアルコア搭載のFirePass 4100といった従来製品に比べてパフォーマンスが向上している。また、冗長化電源を標準搭載、メモリを8Gバイト(1200は512Mバイト)に拡張するなど信頼性向上も図った。価格は749万〜2499万円。クラスタリング用オプションのライセンス価格は712万円。

画像 ユーザビリティーへのこだわりを語る帆士敏博氏

 F5が国内SSL VPN市場にFirePassを投入して以来3年半になるが、毎年着実にシェアを伸ばし続け、2006年は36.5%と3年連続で首位の座を堅持し続けている。その要因として、同社の帆士敏博プロダクトマーケティングマネジャーは「特に日本では、ユーザーインタフェース、管理者インタフェース、ヘルプデスク、マニュアルなどの日本語対応を徹底していること」を挙げる。また、セキュリティ対策でPCを持ち出せない昨今の事情を反映して携帯電話などのモバイルアクセスを可能にしたり、ワンタイムパスワード認証に対応するなど、使い勝手にも配慮しているという。

 「今後も常にバージョンアップや新機能追加にはユーザーの声を反映していきたい」(帆士氏)

[ITmedia]

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