マルウェアよりもうかる? ポルノ映像でGoogleコミッション稼ぎ

Googleのアフィリエイトコミッションに目を付けた組織が、ポルノ映像をエサにしてGoogle Packを配布しているという。

» 2007年11月09日 09時07分 公開
[ITmedia]

 Googleのアフィリエイトコミッションを稼ぐ目的で、ポルノ映像をエサにしてユーザーに「Google Pack」をダウンロードさせる手口が出回っているという。セキュリティ企業のSunbelt Softwareが11月8日付のブログで報告した。

 それによると、この手口では、ポルノ映像を見ようとしたユーザーに偽のエラーメッセージを表示し、「この動画ファイル閲覧のためにはGoogle Video Playerをダウンロードする必要があります」として、Googleの無料ソフトパッケージ「Google Pack」のインストールを促す。

画像 Google Packのインストールを促す偽のエラーメッセージ

 これを仕掛けた組織の狙いは、Googleのアフィリエイトコミッションを稼ぐことにあるとSunbeltは解説する。マルウェアを配布した方がもうかるならそうしていただろうが、Google Packを配布すれば、コミッションでマルウェアと同じかそれ以上の稼ぎを上げられることに目を付けたとみられる。

 ユーザーはポルノビデオを見るために正規ツールのGoogle Packをインストールすることになるわけだが、マルウェアがインストールされるよりはましだろうとSunbelt。Googleにはこの不正アフィリエイトについて通報済みだという。

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