VoIP、仮想化……McAfeeが予想する2008年の脅威トップ10

2008年はVoIPや仮想化、Web 2.0といった新技術の普及に伴ってそれに便乗した攻撃が増える見通しだ。

» 2007年11月20日 08時20分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のMcAfeeは、2008年の脅威予想トップ10を発表した。

 過去1年でMcAfeeが記録した新ウイルスとトロイの木馬は10万件を超え、Storm Wormによって過去最大規模のP2Pボットネットが形成されるなど、2007年は脅威が一層拡大した年だったと報告書では総括。

 2008年はVoIP(Voice over IP)や仮想化、Web2.0といった新技術の普及に伴って、それに便乗した攻撃が増え、プロの犯罪組織が中心となって攻撃を仕掛けてくる状況は今後も続くと予想している。

 2008年の脅威予想トップ10は以下の通り。

1.アドウェアの減少

2.ボットネットがStorm Wormの成功を利用

3.クライムウェアとフィッシングが2流サイトをターゲットに

4.IM(インスタントメッセージング)マルウェアの増大

5.パラサイト的マルウェアの増大

6.仮想世界の脅威がリアルワールドをしのぐペースで増大

7.仮想化によってセキュリティの様相が一変

8.Windows Vistaの脆弱性増加

9.VoIP攻撃の増大

10.Web2.0とSNS攻撃の拡大

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