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» 2007年12月08日 15時36分 UPDATE

オルタナブログ通信:実名ブログが世間に与える影響の大きさ (1/2)

アジアで初の「ミシュランガイド東京2008」が発売されたが、その内容は? 外国で成功したものをそのまま持ち込んでうまくいくのか? そしてWindows Vistaへの移行が進まない理由は?――スパムブログからブログが与える影響に至るまで、オルタナブロガーはITの時事ネタを独自目線で探っていく。

[森川拓男,ITmedia]

ブログでの発言が原因となり

 ブログが普通のニュースで取り上げられることが増えてきたが、最近報じられた幾つかの芸能関連のニュースが、ブログに端を発したものだった。

 「ブログの女王」といえば、眞鍋かをりや中川翔子の名前が挙げられていたが、そこに若槻千夏も仲間入りするようになって久しい。その若槻千夏が、自身のブログを少し休止すると書いただけなのに、一部のマスコミは「引退へ」と報じた。最近は、新聞記事を元にテレビ番組のワイドショーなどが取り上げるため、「引退」報道は一気に広まることになった。その結果、休止宣言をした翌日には引退を否定するエントリーを投稿するという状況だ。一部の心ない報道により、休息が取れなかったというわけだ。それだけ、注目されている? ブログということは間違いないのだろうが……。

 このように、ブログというのはニュースの1次ソースとして使われることがある。

 そしてあるタレントは、ブログに書いたエントリーが原因で、重い処分を受けることになった。川上暁生氏「ITコンシェルジュの Try ! & Error ?」女性タレントがブログに不適切記事で活動停止でも触れられているが、ドラマ「時効警察」などに出演していたタレントが、香川県で発生した家族3人の不明事件について、不適切な発言をしたことによって、事務所から一年間の活動停止処分を受けた(関連記事)。この事件はその後、彼女がブログで書いたような結末ではなく、別の真犯人が逮捕されている。

 ブログで問題発言をしてしまって炎上するという現場は目にするが、芸能活動を停止するということにまで発展した例は、そうなかったかもしれない。特に、一般の匿名ブログと違い、実名ブログ、それも事務所が運営するオフィシャルブログともなると、問題は大きくなるものだ。

 もちろん、これはタレントばかりではない。ブログという情報源が当たり前となれば、書く内容にも細心の注意をしなければならないだろう。

久しぶりに投稿エントリー数が大幅減

 ITmediaのビジネス・ブログメディア「オルタナティブ・ブログ」では、150組近いオルタナティブ・ブロガーが、ITにまつわる話題などを、独自の視点から日々発信している。この、「オルタナティブ・ブログ」に投稿されるエントリーの中から幾つかをピックアップして、読者へとナビゲーションする目的で連載しているのが、「オルタナブログ通信」である。

 今回は、11月22日〜11月28日に投稿された160近いエントリーの中から紹介する。注目したのは、冒頭で触れた「ブログの影響」のほか、「スパムブログ」「ドライバーのVista未対応」「ミシュランガイド東京」などといったキーワード。これらのキーワードから、筆者の視点でピックアップさせていただいた。読者が「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしていただければ幸いだ。

graph20071129.gif 11月22日〜11月28日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 例によって、11月22日〜11月28日を「11月4週」とした過去8週間分のデータグラフとして、オルタナティブ・ブログの「見える化(可視化)」を行った。

 今回は、久方振りに投稿エントリー数が減少したのが目に付いた。グラフを見てもらえば分かるように、ここ数週間は200前後を推移していたのが、8月5週以来となる160弱まで落ち込んだのだ。ただし、投稿されたブログ数は微減であり、それほど落ち込んだわけではない。今回は、1つのみの投稿が増えた一方で、4つ以上の投稿が微減、これまで多数投稿していた一部ブロガーの投稿が少なかったのも、全体の投稿数を減らした一因だろうか。これが一時的なものなのかどうか、今後に注目したい。

 なお、以前取り上げた「Web of the Year 2007」とは別に、工藤拓也氏「一人シリコンバレー男」【SABA】【俺ブ】バトン形式で、ソーシャルオルタナティブ・ブログアワードをしましょう!で提唱したオルタナティブ・ブログ内のブログアワードも、すでに幾つかのオルタナティブ・ブロガーが参加しているようだ。最終的にどのような結果が出てくるのか、楽しみにしたい。

 ここで、11月19日〜11月25日の週間アクセスランキングから幾つか紹介しよう。

 今回のランキングでも、前回と同じく「ひこにゃん」絡みのエントリーがランクイン。前回1位だった「ひこにゃん引退の危機」について(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)は8位へと後退したが、1位には「ひこにゃん」事件と「のまネコ」事件は違うよ。全然違うよ。(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)が入っている。なお、前回の連載において筆者の見解を少し書いたが、認識違いがあったようだ。公募されたのはキャラクター名で、キャラクターのデザインなどはコンペによって決まっていたようなのだ。どちらにしろ、その時の契約などがあるだろうから、疑問は拭えないのだが。

 そして冒頭でも触れた、女性タレントがブログに不適切記事で活動停止(ITコンシェルジュの Try ! & Error ?)が2位に。やはり、読者の関心は高かったと言える。

 ここのところランクインし続けている「初音ミク」絡みのエントリーは、4位の米国ニュースではVOCALOIDがほぼ存在していない件(CloseBox and OpenPod)、7位の作詞家(自動)が初音ミク、鏡音リンに出会ったら(CloseBox and OpenPod)、8位の「鏡音リン」のイラストが凄い点(安藤怜のロンドン灯)に留まっている。若干下がったとはいえ、読者の関心が高いことは確かなようだ。

 それでは、11月22日〜11月28日のオルタナティブ・ブログではどのような話題が取り上げられたのか。投稿された幾つかのエントリーから見ていくとしよう。

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