スタジオジブリは、数万点におよぶ画像素材を日本SGIのデジタルコンテンツ管理ソリューション「JNICOL」で管理し、広報・宣伝活動に利用する。
今年夏に「崖の上のポニョ」を公開予定のスタジオジブリは、日本SGIが提供しているデジタルコンテンツ管理ソリューション「JNICOL」(Japan New Information Contents Library)をPR用コンテンツ管理システムとして稼働させた。
JNICOLは、日本SGIのデジタルコンテンツ管理ライブラリ「IML」を中核に、さまざまなフレームワークなどとも柔軟に連携することで、ユーザー環境や運用状況、保持するコンテンツの種類などを問わずに管理できるコンテンツ管理ソフトウェア。
日本SGIは以前、IRIXサーバやワークステーションなどをスタジオジブリに納入した実績を持つが、当時使用されていたSGI(IRIX) RGBやTIFFフォーマット画像などを含め、数万点におよぶ画像素材を管理するためのシステムとしてJNICOLが選ばれた。選定の理由としては、ストレージの有効利用によるシステム投資への効果や、活用用途やニーズに応じてメタデータや機能の拡張が容易に可能である点などが評価されたとみられる。
JNICOLの導入により、制作現場とPRのコンテンツ管理システムが一元化され、コンテンツの検索性が向上されるとともに、PR活動業務が効率化されるとみられる。
スタジオジブリでは、同システムで管理されたPR用素材を利用し、新旧作品を問わず、広報・宣伝活動に利用していく予定であるほか、将来的に利用用途拡大やニーズに応じ、画像以外のデジタルコンテンツを管理することも検討しているという。
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