日本SGIとリミックスポイント、デジタルコンテンツ管理ソフトウェア「JNICOL」を発表

日本SGIとリミックスポイントは、日本SGIのコンテンツ管理ライブラリ「SGI IML」にリミックスポイントが提供するGUIフレームワークを統合させたコンテンツ管理ソフトウェア「JNICOL」」を発表した。

» 2006年06月28日 23時51分 公開
[ITmedia]

 日本SGIとデジタル画像を中心としたアプリケーション開発技術を持つリミックスポイントは6月28日、日本SGIのコンテンツ管理ライブラリ「SGI IML」(IMLはInfinite Media Libraryの略)に新機能を追加するともに、リミックスポイントが提供するGUIフレームワークと統合させたコンテンツ管理ソリューションを開発可能なソフトウェア「JNICOL」(Japan New Information Contents Library)を開発したことを明らかにした。

 両社は映画監督の黒澤明氏の写真や創作ノートなどをアーカイブする取り組みである「黒澤明デジタル・アーカイブ」の制作などで協力関係にあったが、今回の発表により、ユーザー企業の要求に対して、JNICOLをベースにして個別あるいは共同でのシステムインテグレーションおよびアプリケーション開発を行うなど連携を図っていく。

SiliconLIVE! フォーラム 2006の会場でも展示されていた。

 JNICOLの製品化にあたって、日本SGIは新たにコンテンツの検索機能、IMLと連動してコンテンツの登録を検知し自動処理するメディア・サービス機能、および同機能を呼び出すためのインタフェースなどを開発、IMLにライブラリとして統合した。

 一方、リミックスポイントは、同社が培ってきた管理システム構築のノウハウをフレームワークとして結集した「RIAS」(Remixpoint Interactive Archive Service)のGUIデザイン技術をIMLのライブラリとして統合している。

 JNICOLの主な機能としては、柔軟なメタフィールド設定と編集機能、コンテンツに対するアクセス制御の設定、HTTPとFTPによる複数コンテンツの一括アップロード、ダウンロード機能などが挙げられるが、さまざまな形式のファイルを統一されたインタフェースから一元的に管理できることが、情報資産の活用という観点から注目される。

 価格は500万円(基本機能)から。

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