「Microsoftとの関係を強化」――米InteractiveのCEO

Interactive Intelligenceは、新製品の発売に伴いパートナー企業との連携を強化すると発表した。

» 2008年02月06日 14時46分 公開
[伏見学,ITmedia]

 コンタクトセンター向けにIPテレフォンサーバを提供する米Interactive Intelligenceは2月5日、記者向けに説明会を開いた。ドナルド・E・ブラウンCEOは、米Microsoft(MS)との関係を強化し、ユニファイドコミュニケーション(UC)を推進すると話した。

「ほかでいう統合コミュニケーションとは違う」と語るブラウンCEO 「ほかでいう統合コミュニケーションとは違う」と語るブラウンCEO

 同社は1994年の創業以来、電話、FAX、電子メール、インスタントメッセージ、品質監視ツールなどコンタクトセンターのアプリケーションを統合し、1つのシステムで提供することを強みとしている。これにより、社員はワークフローを把握したり、リアルタイムで業務パフォーマンスを追跡したりなど、重要なプロセスを自動化できる。UCと考え方は近いが、コンタクトセンターで実現したビジネスプロセスの自動化を一般オフィスにも導入するという点で、「他社がいうUCとは一線を画す」(ブラウンCEO)という。

 具体的には、コンタクトセンターに必要な機能を統合したソフトウェア製品「Customer Interaction Center(CIC)」を提供している。2007年12月に発売された最新版の「CIC 3.0」では、セキュリティの強化やシステム導入の簡易化が進んだほか、統合コミュニケーション製品「Office Communications Server(OCS)」やWindows Mobile搭載のモバイル端末といったMS製品との連携により通信機能が拡張した。

 MSとはOCSのAPIを共同開発するなど関係は深い。ブラウンCEOは「OCSの発売はIPテレフォニー業界にとって興奮すべき出来事だった。OCSにわれわれの自動化プロセス機能を追加することで、UC製品に対する価値を高めていきたい」と強調した。

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