ウィルコムら3社、PHS通信ができるトラックドライバー用端末を開発

ウィルコムとミヨシ電子は、PHS通信モジュール「W-SIM」を利用したトラックドライバー専用端末を開発。物流大手の福山通運が導入する。

» 2008年02月13日 15時14分 公開
[ITmedia]

 ウィルコムは2月13日、ミヨシ電子および福山通運と共同でPHS通信モジュール「W-SIM」を搭載したトラックドライバー専用の業務端末を開発したと発表した。福山通運が3月から運用を開始する。

 開発した端末は、1台で通話と電子メールの送受信、インターネット閲覧、業務アプリケーションを利用できる。ウィルコムのPHS網に接続して、業務連絡や運行状態、売上情報などのデータ通信を利用する。

福山通運が導入する新端末のイメージ

 従来、福山通運では携帯電話とハンディターミナルをドライバーに携帯させて業務情報を処理していた。新端末の運用によって、携帯する端末が1台に集約され、定額料金プランの利用で通信コストの削減効果が見込めることから導入を決定したという。

 福山通運は2008年度中に約2万人の全ドライバーを対象に新端末を導入する計画。さらに、インターネット経由による輸送料金の参照、ドライバーへの電子メール一括配信、端末のタッチパネル機能を利用した受け取りサインの電子化などを進めることにしている。

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