DALと日本オラクル、流通BMSなどB2B取引を統合するSOA製品を提供

データ・アプリケーションはEDIパッケージソフトウェアと、日本オラクルのBPMソフトウェアとの接続検証が完了し、両者を組み合わせた製品を提供すると発表した。

» 2008年02月13日 16時37分 公開
[ITmedia]

 データ・アプリケーションは2月13日、EDI(電子データ交換)パッケージソフトウェアと、日本オラクルのBPMソフトウェアとの接続検証が完了し、両者を組み合わせた製品を提供すると発表した。同じ製品を日本オラクルも販売する。製品は、受注から出荷報告までのプロセスをリアルタイムに可視化するもの。主な販売対象は流通業。次世代EDI標準への移行が本格化し、システムおよび業務プロセスの見直しが活発化しているからとしている。

 共同で提供するのは「ACMS / Oracle BPEL Process Manager連携ソリューション」。DALの「ACMS E2X」および「ACMS B2B」と、オラクルの「Oracle BPEL Process Manager」を組み合わせた。

 ACMS E2XとACMS B2Bは、Javaをサポートするプラットフォームで稼働し、流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準)対応の通信プロトコルebXML/MSやEDIINT AS2、JX手順(SOAP-RPC)に加えて、従来型EDI手順にも対応している。流通BMSによる取引だけでなく、従来型EDIによる取引、Web EDIでの取引を1つの環境でカバーできる。

 一方の日本オラクルは、流通業界へ「Oracle SOA Suite」を提案する中で、大手小売業を中心とする企業から新しい流通BMSへの対応を求められているという。導入実績が多く、従来システムにも対応できる点を評価し、DALのACMS E2X、ACMS B2Bとの連携を選択したとしている。

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