NEC、米MicrosoftやOracleなど6社との協業を強化

NECは2月14日、サービスプラットフォーム分野において、米BEA、EMC、Microsoft、HP、Oracle、Sun Microsystemsの6社との提携を強化したと発表した。共同開発したシステムモデルを基盤にサービスプラットフォーム事業の海外展開を図る。

» 2008年02月14日 14時29分 公開
[ITmedia]

 NECは2月14日、サービスプラットフォーム分野において、米BEA、EMC、Microsoft、HP、Oracle、Sun Microsystemsの6社との提携を強化したと発表した。これによりNECは、共同開発したシステムモデルを基盤にサービスプラットフォーム事業の海外展開を図る。今後3年間で500億円の販売を見込んでいる。

 NECと各社は、サービスプラットフォームソリューションの開発、システムモデルの検証、グローバルSIビジネスの拡大を進める。

 サービスプラットフォームソリューションの開発では、NECと各社は相互に持つ製品やシステムモデルを組み合わせたソリューションを開発する。システムモデルの検証では、ミドルウェアなどサービスプラットフォームソリューションを構成するためのシステムモデルに組み込む双方の製品の連携を強化し、検証する。

 グローバルSIビジネスの拡大では、より広範な標準化、高信頼性を必要とするサービスプロバイダやキャリアなどの顧客をターゲットとし、サービスプラットフォームソリューションによるグローバルSIビジネスを共同で拡大する。

 NECは各社と次のような事業領域でも協業を進める。

 業種向け領域では、通信や金融業界などで必要とする大量なオンライントランザクションをリアルタイムに並列処理する基盤としてPSA(Parallel Stream Architecture)、複数のシステムを企業内外にまたがって柔軟に連携する基盤としてSOA(サービス指向アーキテクチャ)にも注力する。

 映像領域では、コンテンツホルダが持つ膨大なデジタル映像コンテンツの効率的な利用環境を提供する基盤の構築、ネットワークを介してデジタル映像コンテンツを視聴者の利用環境に合わせて大量・高速に配信する基盤も構築する。

 そのほか、ECM(Enterprise Content Management)などの情報管理・活用領域、ビジネスインテリジェンス、個人情報の一元管理するセキュリティ、コミュニケーション、コンタクトセンターなどでも協力する。

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